縁庵の「ひな祭り」

今日は3月3日「ひな祭り」、すなわち「女の子のイベント」でもあります。日本全国で、ひな祭りを祝う定番になっているちらし寿司やケーキ「ひなあられ」を食べながら、子どもの健康と成長を祈る日ですが、大人の私にとっては毎年特別な日、特別な想い出の日でもあります。宿泊者に喜んで貰えるかと思い、立春の日に夫が七段のお雛さんを飾ってくれで楽しい気分になりました。今年の2月は雪の日も続いで、何故かインバウンド宿泊者はもちろん日本国内宿泊者は結果的にはゼロでした。少し気分が落ち込んでましたね!
私の場合は、将来の夢やこれからやりたい事が実現できるのを考えると忍耐力を鍛えられるし、辛い時にはひな人形を見たり、写真撮ったり、動画を撮ったりしながら過去に有った楽しい事だけを思い出すと感謝の気持ちが自然に湧いてきて、今日の今が一番幸せな気分になります。今日も14年前に亡くなった義理のお母さんを思い出す。元気で一緒に暮らす時にも、抗がん剤で入院生活の時でも3月3日になると必ず、私にちらし寿司とケーキを夫に頼んで今日はひな祭りの日だから私一人で全部食べてよ言ってくれました。海超え、山越で嫁に来た私にいつも自分の娘のように思ってくれました。それから夫は毎年のこの日が来るとちらし寿司とケーキを買って来るのでお母さんのことを忘れられません。私は、今夫の妻であり、子どもの母であり、母の娘であり、或いはおばあちゃんの孫でもあります。将来、自分も孫ができたらおばあちゃんになるでしょうね!そういうわけで今日は昔娘であるおばあちゃん、母、義理のお母さん、私の特別な楽しいひな祭りの日なんです。季節は巡って、春が近づいて桜は必ず咲いても、義理のお母さんは戻って来ない。でも温かい春を運んでくれた義理のお母さんは来年も再来年も縁庵で又ひな祭りをするでしょう!